成人式や卒業式の振袖・留袖にあわせるべき足袋って?
足元にこだわるのが真のおしゃれさん!着物の足元といえば足袋ですね。一口に足袋(たび)といっても、白足袋、色足袋など種類はいろいろ。ストレッチ足袋なんていうものもありますよね。今回は、成人式や卒業式で履く足袋のお話です。
足袋を知ろう
そもそも、足袋とは?
足袋(たび)とは、和装の際に足に直接はく衣類の一種。日本固有の伝統的な衣類で、足に履く一種の下着である。木綿の布でできたものが一般的。小鉤(こはぜ)と呼ばれる特有の留め具で固定する。日本の伝統的な履物である草履・下駄・雪駄などを履く際に用いるため、つま先が親指と他の指の部分の2つに分かれている(叉割れ)。
引用元:足袋-Wikipedia
そう、和装の際に履く靴下みたいなあれですね。白い足袋(白足袋)が一般的ですが、他にも最近はおしゃれな色や柄がついた色足袋・柄足袋などがあります。色柄はもちろん、小鉤(地域によって漢字が違ったりする場合もあるので、ここでは「こはぜ」と表記します)の枚数も利用するシーンによってふさわしいとされるものがあるのです。では、足袋の種類についてみていきましょう。
足袋にはどんな種類があるの?
白足袋
最も一般的なタイプです。礼装から普段着まで、白足袋を履いていればまず間違いはありません。幅広く、どんな席でも使うことができます。
色足袋
色足袋は、色や柄がついた足袋の総称です。
柄がついた足袋は柄足袋とも呼ばれます。着物自体に現代的でおしゃれな柄が増えてきたので、色足袋・柄足袋とうまくコーディネートして上級なおしゃれを楽しむ方もたくさんいます。多くは普段着に用いられます。
刺繍足袋
ワンポイントなどの刺繍が刺してあるタイプ。フォーマルな席だから白足袋を履こうと思っているけど足元にも華やかさがほしい…。そんなときに活躍するのが刺繍足袋。刺繍のようにワンポイントの絵柄が書き込まれている手書き足袋もあります。白足袋にワンポイントの刺繍が刺してある程度なら、扱いは白足袋と同じ。刺繍が控えめなものならフォーマルな席にも使えます。
では、成人式に履くべき足袋の種類は?
ここでは正式とされるルールにのっとって成人式の際に身に着ける足袋はどんなものがいいかというお話をしていきますが、もちろんそうしなくてはいけないわけではありません。
ただ、知っているのといないのでは知っていたほうがいいですよね。あくまで「本当はこういうのがルールなんですよ」という程度に解釈してください。せっかくの成人式が堅苦しいばっかりでは楽しくありませんものね。
成人式には白足袋、もしくは刺繍足袋がおすすめです。
理由は二つ。
- フォーマルな場だから。成人式はやっぱりフォーマルな場ですし、振袖はミスの正装。お子さんがいるから留袖を着る、という方にしても、留袖だってミセスの正装です。綺麗なお着物には真っ白な白足袋を合わせて美しく着こなしたいもの。
- どんな着物にも浮かないから。白足袋はコーディネートを選びません。着物に慣れていない場合、色や柄の合わせ方次第ではちぐはぐな印象になってしまい、なんだか変な着こなしになってしまうことも。
「ノーマルな白足袋じゃつならない」という方には白地にワンポイントの刺繍が入った刺繍足袋を。ワンポイントの刺繍くらいだったら白足袋と同じ扱いができますし、足元に目が行った際に白足袋にはないちょっとした華やかさが生まれます。
ただ、先述の通りに色足袋・柄足袋を履いてはいけないわけではありません。成人式で着用する振袖や留袖などの着物が現代的でモダンな柄である場合には特に色足袋や柄足袋のほうがおしゃれに見える場合がありますし、白足袋に比べて汚れも目立ちません。
成人式だとまだ色足袋・柄足袋を履いている方は少ないと思いますので、周りに差をつけて一目置かれることでしょう。
「みんなと一緒はいや」「一生に一度の成人式だから個性を出したい」という方には色足袋・柄足袋がおすすめです。
成人式の足袋、こはぜは何枚がよい?
足袋として最も一般的なのが、こはぜが4つついた4枚こはぜ。次いで5枚こはぜでしょうか。大工さんなどが履いている地下足袋にはもっとたくさんのこはぜがついていて、12枚ほどになるものもあるんですよ!
成人式や結婚式などのフォーマルな場には5枚こはぜという説が多くありますが、これは5枚こはぜの方が足首が隠れるから。4枚こはぜと5枚こはぜだと、5枚のほうが2センチほど長く作られているんですね。なので、いすに座るなどして着物の裾が持ち上がるようなシーンでは、5枚こはぜのほうが足首が露出するのを防いでくれるのです。
ただし、これには地域によって違いがあり、足を出すことを良しとしなかった関西では5枚こはぜが好まれますが、素足を粋とした関東では4枚こはぜのほうが好まれる傾向にあります。
また、足首が太めの方には4枚こはぜより締め付けが大きい5枚こはぜは向きません。締め付けが少ない分、着物初心者さんには4枚こはぜの方が動きやすいということもあります。
こういったことから、こはぜは4枚でも5枚でも特に問題はないのです。どういった着こなしにしたいか、くらいの違いでしょうかね。足首が見えるのが嫌であれば、5枚こはぜの足袋を選ぶのがよいでしょう。ちなみに筆者は個人的には5枚こはぜがおすすめです。着物の裾から伸びる足はすっと足袋に包まれているほうが美しいと思うのです…!
成人式の足袋、サイズ選びはどうしたらいい?
そもそも、足袋の正しい履き方は?
足袋は、シワがないようにぴったり履くのが美しいとされています。なので、小さいと足が痛くなるから…と大きすぎる足袋を選んでしまうと、ブカブカでしわしわの不格好な結果に。それを防ぐために、自分の足のサイズに合った足袋を履くのが重要です。
足袋のサイズの選び方は?
足袋のサイズは靴のサイズで選ぶことができますので、それを基準にしましょう。靴と同じサイズか、大きいものにしたい場合は靴のサイズに5㎜ほどプラスするのがおすすめです。
シワのない姿になるように-5mmのほうが良いという意見もありますが、足袋を履きなれない方ではつらい思いをするかもしれません。せっかくの成人式ですから、つらい思いをすることがないよう選びたいですね。
足袋の生地は木綿やキャラコ、ブロードといったものがよいとされますが、これらは伸縮性がありません。ストレッチ性があるのはポリエステルやナイロンの足袋です。外反母趾などで足が痛くなるのが心配な場合はそちらを選ぶとよいですね。ちなみに麻の足袋もありますが、麻は夏向きのカジュアルめな素材なので寒い時期の成人式にはあまり適しません。
足袋を買ったらすることは?
足袋を買ったら、本番当日の前に必ず一度履いてみてください。試着をして購入できれば一番いいですが、そういったことができない場合も多いでしょう。せっかくの成人式なのに足袋のサイズがあわず、当日に嫌な思いをすることがないよう、これは必ず行ってほしいことです。
靴がそうであるように、足袋もメーカーによって微妙にサイズが違います。履いてみてきついな、と思うようだったら一つ大きいサイズを。もしくは、一度洗ってみるのも良いでしょう。糊がとれて、スムーズに履けるようになる場合もあります。足袋の洗濯は手洗いが一番ですが、ネットに入れて手洗いモードでも大丈夫です。
振袖や留袖などの着物を一式レンタルする際にプロに選んでもらえれば安心!
成人式用の着物をレンタルすると、たいてい足袋も一緒についてきます。足のサイズも記載することになるので、プロに足袋を選んでもらうことができます。外反母趾や足の形に特徴があって心配な場合は、その旨を添えて注文するようにしましょう。レンタルショップによっては、足袋をそのままプレゼントしてくれたり別料金で新品にしてくれたりするところも。ここではそういったお店を紹介していきます。
ただし、足の形やサイズは人によって異なるもの。プロに選んでもらっても微妙にサイズがあわないこともあります。先述の「足袋を買ったらすることは?」を確認していただき、どうしても合わない場合は割り切って買い替えてしまいましょう。白足袋であれば500円くらいで購入することができますからね。
キモノしゃなりすとでは、振袖をレンタルすると新品の肌襦袢、裾よけ、足袋の和装インナー3点をプレゼントしてくれます!これは嬉しいサービスですね♪足袋のサイズは22.0cmから25.0cmまで5mm刻みで用意されています。このお店は楽天の販売用ショップで素敵な色足袋・柄足袋のほかに、こはぜがないストレッチ足袋も販売しています。一度覗いてみるのも楽しいですよ。
着物レンタル365では振袖一式のレンタル内容に足袋が含まれていますが、+200円で新品の足袋を購入することもできます。足袋は新品を履きたいな、という方であればこちらがおすすめ。
レンタルでも新品でも、4枚こはぜの型崩れのしにくいタイプの足袋を一緒に届けてもらえます。嬉しいのはサイズ展開が豊富なこと。22.0cmから30.0cmまで5mm刻みで用意されています。大きなサイズになるとお店でも扱っていないことが多いので嬉しいですね。
まとめ
たかが足袋、されど足袋。足袋にも様々な種類があるのがおわかりいただけたでしょうか。おしゃれな人は足元にもこだわるもの。美しく足袋を履きこなして成人式を楽しみたいものですね。